その4

 石畳夜通し灯る
 松明火
 奉納米の俵照らせり

 宵闇に淡き化粧の
 少年が
 可憐に浮かぶ御奉納舞

 少年が淡き化粧に
 目の端染め
 奉納舞に松明はぜる

 境内に屋台並びて
 秋祭り
 奉納舞に御灯明揺れ

 宵宮の余韻燻る
 朝月夜
 心身清め神輿を担ぐ
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